「儲かるって聞いてトレードを始めたけど、全然勝てない…」
「買えば下がる、売れば上がる、、、これは何なんだ…」
「FXって、どうやれば勝てるんだ…」

すごく分かります。私もそうでした。
どれだけチャートを見ても、どれだけインジケーターを最適化しても、どれだけ情報を集めても、まったく勝てるようにならない。
むしろどんどん資金が減っていく。

先が見えない不安。
恐怖と絶望しかないですね。。

結論から言いますと、トレードは優位性あるルールを淡々と繰り返すと資金が増えていきます

「でもそんなルール見つからないよ」
「そんなもの知ってたら苦労しないよ」
「インジケーター買ってみたけど、勝てなかったぞ」
「ルールをつくるのって、どうやるの?」

そうなんです。
優位性あるルールを持つことは、難しいことなんです。

「こうしたらいいんじゃないか?」という思いつきや、場合によっては他の人のルールを手に入れて、それを過去チャートに照らし合わせて検証して、統計を取って、優位性を高めていく、また確かめていく。

かけた時間に比例して自信と確信が得られて、その優位性あるルールを実行できるようになっていきます。

「そんな面倒なことやりたくない!」
「すぐにでも勝てるやり方って、ないのかな」
「簡単に、楽して勝てる方法って、ないのかな」

残念ながら、それは無いと思います。

トレードはスポーツと似ています。
基本的な知識と体力を身につけて、練習して記録して統計を取って振り返って技術を上げていく。
そして実戦で鍛えられてさらに技術を上げていく。
またさらに経験を積んで、技術を磨き上げていく。

血の滲むような努力をして、決して諦めない。
メンタル・マインドも重要ですね。
そんなことを続けていけば、終わり(完成)はないものの、世界レベルで戦えるプレーヤーになれると思います。

トレードも同じことが言えます。
それが、基本も身につけず、練習もしない、検証もせず記録も取らず振り返りもしない。
これで勝てるようになるとは到底思えません。

嫌らしい言い方で気分を害されたら申し訳ないですが、でもこれは真実です。
プロ野球選手、大リーガー並に稼げる世界ですが、努力無しでそれだけ取れるような甘い世界ではないです。

「よし、諦めよう」
「バカバカしい、他の楽な道を探すわ」

その選択もありだと思います。
でも、もし少しでも「正しい道へ進もう」「努力をしよう」と思われるのであれば、お手伝いをさせていただきます。

私はトレード歴11年目で現在は専業としてやっていますが、始めて5年間、勝てませんでした。
決して適当にやっての5年ではなく、毎日毎日時間をかけて、必死にやっての勝てない5年間でした。
勝てない苦しさは知っています。

ボランティアでカウンセリングやセラピーをやっていますが、心理カウンセラーの端くれとして、少しでも勝てない苦しみを和らげることができればと思います。

なお、「そもそもどう活用してよいか分からない」という方もいらっしゃるので、今後の日々のブログでこの手法・ルールを用いたトレードを解説することもしていきたいと思います。

■手法・ルールについて

トレードは、優位性あるルールを淡々と繰り返していくと資金が増えていくのですが、まずはルールが必要ですね。

ルールを淡々と繰り返すことが実はルールを持つこと以上に難しかったりするんですが、、、まずはルールを持たないと始まりません

ルールは自分の性格に合ったものをつくる必要があるんですが、これがまた時間がかかるものです。

そして、最初の一歩としては教科書に書いてあるような、『移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス』『ストキャスティクスの80からの売り・20からの買い』『RSIの70からの売り・30からの買い』なんていうものをベースとして、ブラッシュアップしていくやり方になるかと思います。

しかし、これらは元々のベースの期待値が低いのと、そもそも本質はインジケーターにはないので、本質である『値動き』を元にした手法・ルールを最初から意識してつくる必要があります。

そうすると、水平線・トレンドライン・ダウ理論・チャートパターンといった、値動きの元として意識されるもの、またトレード参加者心理といったものを理解して、さらに実際の値動きに慣れてくるとオリジナルのルールを作ることになると思いますが、私は年単位の時間を要しました。。

今回、トレードコーチングにあたり、何か時間を短縮する方法はないか考えたところ、ゼロからスタートしてゴールを目指す方法もあるものの、ゴールから相場を理解して、勝てるようになることもできるのではないか、という考えに至りました。

ゴールとは、『優位性あるルールを持つこと』とします(ひとまず、一旦)。
これを繰り返していけば資金が増えていきますので(繰り返すのが難しいのですが)。

ちなみに、私のルールは、水平線・トレンドライン・ダウ理論・チャートパターンを用いたシンプルなものです。

私は1時間足以上のレベルで確認できる水平線・トレンドライン・ダウ理論・チャートパターンでトレードを組み立てています。

なぜなら、1時間足はスイングトレーダー・デイトレーダー・スキャルピングトレーダーの、いずれからも意識・注目される時間足だと考えるからです。

そして、このようなトレードを選び抜いて行えば、負けを減らすことができ、リスクを低減することができます。

トレードコーチングでも、ゴールとしてはこのようなトレードを目指します。

ただ、1時間足レベルでトレードをすると、トレードチャンスは一日に一回、場合によっては無い日もあります。

これを受講生さんに当てはめると、トレード経験を積むことができないことになります。

私は相場に10年以上携わっており、経験も積んでいるので良いのですが、そうでない方はやはり経験を積むことが重要です。

すなわちトレード機会を多く持つと、エントリー・利食い・損切り、もっと言うとチキン利食い・チキン損切り・ストップを動かしてしまう・そもそも損切りできない、等の経験を積むことができます。

というわけで、私のルールよりも時間足を短くした、トレード経験を積むことができる、しかも水平線・トレンドラインといった基本を学ぶことができるルールをお渡しします。

■具体的なルール

推奨通貨はユーロドル、もしくはドル円です。

他の通貨でも、また仮想通貨でも共通して使えますが、まずは値動きの素直な、そしてスプレッド的に有利なユーロドル、もしくはドル円の、どちらか一つに絞って実践していただければと思います。

最初の頃は複数の通貨に手を出さず、1つの通貨に絞ってトレード・検証したほうが上達が早いです。
どんなことでも同じですが、絞る・集中する、というのは重要なことだと考えます。

今回は、ユーロドルを使ってご説明します。

画像はユーロドルの15分足ですが、青部分がトレードする部分です。

エントリー

1時間足のMA21を基準として、15分足レベルで確認できるトレンドラインブレイクで仕掛けます。

画像は15分足ですが、15分足上で1時間足MA21を見るために、MA84を表示(ブラウンの線)させています。

ですので、このチャート画像ではMA84(ブラウンの線)を基準とします。

ちなみに、ブルーの線は15分足MA21です。

仕掛けるタイミングは、水平線とトレンドラインが重なる場所のブレイクです。

水平線とトレンドラインは、処方箋のページでご紹介したような方法で引いてください。

処方箋 水平線
処方箋 トレンドライン

これらの引き方も訓練が必要ですが、最初のうちは闇雲に引いても構わないと思います。

経験を積むうちに、効く(意識される)ラインが引けるようになるはずです。
(絶対的に有効なラインはなく、それを求めるとハマりますが。。)

なお、このやり方で1時間足レベルの水平線にこだわるとエントリー回数が減ってしまい、トレーニングになりません。

1時間足レベルの水平線とトレンドラインが重なる場所のブレイクを狙うのは次のステップとして、
まずはトレーニングとして、15分足レベルの水平線とトレンドラインのブレイクでエントリーして、経験を積んでください。

15分足レベルの水平線&トレンドラインでも、勝率はさほど変わらなかったのですが、
もしエントリーチャンスよりも確実性を重視されるのであれば、1時間足レベル水平線とトレンドラインが重なる場所を狙ってください。

ブレイクをどう判断して、どうエントリーするか、ですが、これはご自分の性格に合うものを選択してください。
・ラインを3pips超えたらブレイクと判断
・ラインを5pips超えたらブレイクと判断
・ブレイクと判断したらすぐにエントリー(成行で乗る)
・ブレイクと判断してから押し戻りを待つ

場を見られない方は逆指値で新規注文を置く(≒ブレイクアウト)もありだと思いますし、待つことを訓練するために押し戻りを待つのもありだと思います。

リアルでトレードされている状況をイメージして、ご自分の性格を鑑みて、検証・統計を取っていただければと思います。

リスクを下げるためには押し戻りを待つ方がストップまでの幅が小さくなるのでいいんですけどね。

ちなみに、押し戻りがまったく無い、というパターンは意外と少なかったりします。

損切り

ストップ(SL)は、ロング(L:買い)であれば、ブレイク前のボックスの下端(バツ印の部分)に置きます。

ショート(S:売り)であればその逆で、ボックスの上端に置きます。

なおボックス上下端での損切りは、このトレーニング手法ではルールとしていますが、それは決め打ちでの損切り・利確に慣れていただきたいがためのルール化です。

これが絶対ではないので、このルールを応用してご自身のルールを作られる時は、その点をご留意ください。

下記の利確についても同様です。

利確

利確(TP)は、ロング(L:買い)であれば、ブレイク前のボックスを、そのままトレンドラインを支点にして対称にしたボックスの上端(チェックサインの部分)に置きます。

ショート(S:売り)であればその逆です。

利食いはトレーリングで追いかける方法もありますが、最初はこのルールのようにTP決め打ちがよいかと思います。

決め打ちにより、損切りや利確後の順行を受け容れるトレーニングになります。

リスク・リターンとしては、ストップをボックス(狙う値幅)を超える場所に置くため数字的に悪いですが、勝率で稼ぐ形です。

もっとも、これはトレーニング用のルールなので、トレード回数の確保と、判断のしやすさを優先して、このようにしてあります。

例えば、画像の例では、


エントリー:1.2203 S(売り)
SL:1.2232(▲29pips)
TP:1.2179(+24pips)
結果は約21時間45分後にTP到達


エントリー:1.2189 S(売り)
SL:1.2216(▲27pips)
TP:1.2167(+22pips)
結果は約3時間30分後にTP到達


エントリー:1.2280 L(買い)
SL:1.2247(▲33pips)
TP:1.2310(+30pips)
結果は約45分後にTP到達


エントリー:1.2306 L(買い)
SL:1.2264(▲42pips)
TP:1.2345(+39pips)
結果は約38時間後にTP到達


エントリー:1.2346 L(買い)
SL:1.2326(▲20pips)
TP:1.2362(+16pips)
結果は約30分後にTP到達

といった形です。

ちなみに、④はMAの下からロングしていますが、ダウ理論を適用して、MAブレイクを見越してエントリーするイレギュラーの形ですので、MA基準のルールに完全に従って検証・統計を取り実践する場合は、エントリーなしのスルーで構いません。

資金管理・ポジションサイズ

資金管理として、ポジションサイズはいわゆる『1%ルール』で決めてください。

『1%ルール』とは、一度のトレードにつき、最大の損失額を証拠金や投資可能額の1%以内とするものです。

例えば、証拠金を分かりやすく100万円とすると、
100万円×1%=10,000円
で、損失可能額は10,000円となります。

そして、この額を損失幅(損切りまでの値幅)で計算します。

例えば、エントリーから20pips逆行したら損切りするのであれば、
10,000円÷0.20(20pips)=50,000
で、5万通貨でのトレードになります。

この場合、損切り幅が10pipsに抑えられるのであれば、
10,000円÷0.10(10pips)=100,000
で、10万通貨でトレードできますね。

退場を防ぐための大切なルールです。
必ず守ってください。

■上位足からの見え方

このチャートを大きな時間足から見ますと、

上段が左から日足・4時間足・1時間足、下段が先ほどの15分足で、このように見えます。

日足や4時間足でみると、いかに細かなトレードをしているか、お分かりになるかと思います。

これで、1分足レベルの節など、スイングやデイトレーダーには意識されていないであろうことが想像できますね。。

なお、イメージを持っていただくために、以下に何枚か画像を貼っておきます。

赤太線が各足に表示されていますが、すべて同じポイントです。

引かれているトレンドラインも各足共通です(上位足にいくにつれ見づらくなりますが)。

ちなみに、以下の各チャートにも移動平均線が2本入っていますが、
ブルーの線はSMA21、
ブラウンの線は上位足のSMA21を表示しています。
15分足であれば1時間足レベルのSMA21を表す SMA84
1時間足であれば4時間足レベルのSMA21を表す SMA84
4時間足であれば日足レベルのSMA21を表す SMA126
です。

青いボックスは表示していませんが、トレンドラインブレイクに注目してください。

本来、日足 → 4時間足 → 1時間足 の順で値動きの流れを確認して、1時間足レベルでトレードすることを目指しますが、これはトレーニングですので、あくまで1時間足のMA21だけを基準としてトレードしてください。

そして、その上で、日足・4時間足といった上位足で意識されるであろう節(水平線)も意識して、本来の、理想的な精査されたトレードができるようになっていただきたいです。

今回お渡しするルールでは、1時間足レベルで流れを判断して、15分足で仕掛けるものですので、1時間足よりも大きな流れに反することもあります。

本来ならば仕掛けるポイントでないところもありますが、上述したように、経験を積んで相場・値動きを知ることが目的ですので、まずは機械的にルールを当てはめていただければと思います。

このやり方では、トレードチャンスは1日に1~2回ありますが、トレードチャンスが少ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

自分がトレードできる時間に必ずチャンスはないのか?と。

これは、例えば仕事を終えて家に帰って、トレードチャンスがあるかどうかは分かりません。

本来、自分がトレードできる時間で、自分の都合で抜けるポイントなど無いと思った方が良いのですが、どうしてもトレードチャンスを増やしたい、とお考えであれば、このやり方でもさらに細かくトレンドラインを引くことができますので、そちらにてチャレンジされるのもよろしいかと思います。

1時間足のMA21を基準として、5分足レベルでトレンドラインを引くイメージですね。

なお、これらの事例画像は、2018年の2月のもので、この月は大きな値動きの方向がハッキリせず、難しい相場状況の月でした。

このやり方は上位足でトレンドが出ている時は有利ですが、敢えて不利な月を選んで検証しました。

しかしながら、自分が作ったものでないルールを、ルール通りに実践するのはなかなかに難しいと思います。

それは、そのルールに対する信頼の度合いによるからです。

だからこそ、検証が重要になってきます。

ぜひご自分で、過去チャートにて他の様々な場面でルールを当てはめて、検証してみてください。

なお、このルールにご自分なりに考えついたフィルターを追加したりするのも面白いかもしれません。

そのように閃いたこと、思いついたことを検証して、相場・値動きというものが分かってくるのだと思います。

このトレーニング手法は私のトレードの原型です。
これにダウ理論やチャートパターン、N計算値・E計算値、フィボナッチを加味したものが私の現在のルールです。

手法としてはものすごくシンプルですが、そこに至るまでにはかなりの時間と労力をかけていますので、それなりの優位性はあります。
ぜひ検証して、学んで自分のルールをつくり上げてください。

学びとは、ルールを遵守する、規律を守るということや、基本である水平線・トレンドラインにより節目・レジ・サポラインを意識して、どのように値が動くのか、
また、ダウ理論やチャートパターンを当てはめ、それを否定する動きも含めて考えることです。

陰ながら応援しております。

■最後に

この手法・ルールを見て、拍子抜けした、ガッカリされた方もいらっしゃると思います。

「なんだ、この程度か、、、」と。

1時間足のMA21を基準として、水平線とトレンドラインを使ってトレードする。

それはトレードする人によって変わる基準ですし、人によって変わるラインです。

「再現性がないんじゃないか?」と。

しかし、相場・値動きを知るには、この方法が良いと考えてのご紹介です。

もちろん勝率100%の『聖杯』ではないですが、このルールを検証・実践して、さらにダウ理論・チャートパターンを意識することによって、最終的に目指す、水平線・トレンドライン、ダウ理論・チャートパターンを使ったトレンドフォロー手法ができるようになっていくものと考えています。

上述したように、このルールでは、入るべきでないポイントもエントリーとなるポイントがあります。

上位足で意識されている大きな節(水平線)やトレンドラインに近い場所を考慮しないからです。

しかしそれでも機械的に仕掛けていただいて、負けてもOK、びにすればよいと考えています。

勝ちトレードよりも負けトレードから得るものの方が大きいからです。

また、負けトレード以外でも、例えば、
事例の④のポイントは、エントリー後に逆行があります。
SLにはかからないものの、この下落に耐えられるか。

事例の⑤は、TPに到達した後に、さらに順行しています。
ここで余計なルール外のエントリーをしてしまわないか。

トレードではこのように、ルールを持ったとしても、それを遵守するのが非常に困難です。

人間である以上、欲や恐怖という感情があるからです。

この感情をどうしてもコントロールできない、トレードする上で妨げになっている、という時に、私の出番です。

相場を知った心理カウンセラーとして、あなたのお役に立ちたいと思っています。

持っているトレード技術には個人差がありますので、最初にヒアリングして、現状をお聞きした上でティーチング・コーチングしながら、テクニカルとメンタル・マインドの両方をサポートさせていただき、勝てるトレーダーになっていただきたい。

『トレードコーチング』です。

・ルールの優位性を確認できない
・優位性あるルールは持つことができたが、ルールを守れない
・トレード中、恐怖・怒り・悲しみ、といった感情が湧いて、ルール外のことをしてしまう

このようなトレードの妨げになるようなものは画一サービスでは対処が難しいと思うので、個別にマンツーマンで対策していきます。
一緒に原因を考え、対策していきましょう。

同じ志を持つ同士として、末永くお付き合いいただけましたら嬉しいです。

自分と向き合っていただくことにはなると思いますが、経済的にも、精神的にも、得られるものは想像を超えると思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これからも頑張っていきましょうね。

 

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